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観光産業は今後、日本のみならず、世界で最も主要な産業の一つになることは間違いありません。 そんな中、私たちが課題としているのは、"モノより心の満足を重視した21世紀型の観光"です。
これまでの日本の観光は、ハードな部分ばかりを先行して、あらゆる開発を進めてきました。だからこそ今後は、安らぎや心地よさ
を得ることのできる観光、つまり、心の豊かさを満たすホスピタリティの面を最も重視し、観光をさらに広義にとらえて学ぶことが重要だと考えているのです。
観光は単なるサービス業だけではありません。とても奥の深い、複合的な学問なのです。文化、歴史、食、経済、芸術、建築、自然、環境。観光にはそのすべての要素が含まれています。つまり、観光学の専門家を目指すには、それだけ幅広い知識が必要で、その一つ一つを「広く深く」学ぶことが重要なのです。
私たちは4年間で、専門分野だけにとどまらず、一流の観光業に携わるためには欠かすことのできない、優れた知識と教養、そして「ホスピタリティ」をしっかりと身につけた、観光立国をうたう日本を支える人材を育成します。
本学科では、研修や実習を豊富に取り入れることによって、学生に実際の立場で、より多くのことを体験する場を与えていることも大きな特徴です。研修ではこれまでも、世界各国において多彩なテーマを設定して開催。大勢の学生が研究・発表を行ってきました。九州の一大観光地としての歴史や文化を持つ長崎、そして隣接するハウステンボスなど、学びのフィールドに恵まれた本学ならではの多彩なインターンシップ制度も設けています。
また、今後は「アジアの中の長崎」として、交換留学にもさらに力を入れ、教員や学生を通じたアジア各国の大学との交流も積極的に行っていこうと考えています。
さらに本学科は、今、世界中で注目されている世界遺産論や観光文化論といった分野にまで視野を広げた学習を行っています。地球の財産とも言える世界遺産を、観光資源としていかに持続し、また守りながら観光開発を進めることができるか。そのような世界レベルでの重要な問題点についても、グローバルな視野で学びます。 |
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