薬学部薬学科
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薬学科 施設・設備
薬学に必要な知識と技術の習得をサポートする最新の施設と技術

薬学棟

 長崎国際大学薬学部の大きな特徴は、薬学の両輪ともいえる「基礎薬学」と「臨床薬学」の双方がとても充実している点です。
  基礎薬学関連施設としては、放射性同位元素(RI)並びに放射線関連機器等を研究・教育のための共同利用に供することを目的とし、RI実験室が設置されます。その他、基礎的実験に必要となる動物実験施設、電子顕微鏡、低温実験室、無菌室などの充実した設備が整います。また、各研究室で精製した種々の化合物を分析する核磁気共鳴装置(NMR)や質量分析装置など数多くの測定機器も完備されます。
  臨床薬学関連施設としては、最先端の病院薬局業務が体験できる「模擬薬局」を設置し、5・6年次に行われる実務実習において、この模擬薬局での経験が大いに役立ちます。


模擬薬局
 病院や調剤薬局での学外実習に備え、薬剤師の現場における多様な仕事を実習する模擬薬局、薬についての説明をするロールプレイのできるお薬相談室やモデル病室をはじめ、注射薬の無菌的調整をするクリーンルーム、インターネットで薬品の情報を調べられる薬品情報室、薬剤を調合するための調剤室などを設置しています。
動物実験・飼育室
 動物実験・飼育室は動物の生理・生態・習慣等を考慮に入れ作られた、優れた飼育環境の施設です。薬学の教育・研究に際し、小動物を用いて薬物の作用を明らかにすることは、創薬をも視野に入れた薬学の重要な使命です。
実習室
 薬学部の専用実習室は実習棟に、各系科目に応じて4つの実習室を設置しています。2F:基礎生物学系実習室および、応用生物学系実習室。3F:物理・化学系実習室および、薬剤学系実習室。各々の実習室には、各実習において共同で使用することのできる大型機器を揃えています。
講義室
 1学年120名が余裕をもって受講することができる講義室、少人数(40名)対応のセミナー室などが配置されます。各講義室には、デジタル画像スクリーンなど最新のメディア機材を配備し、分かりやすく魅力ある講義が展開できるように工夫されています。
  講義室では、後方に着席した学生も教員の板書がよく見えるように、天井から吊り下げ式モニターが2カ所に配備されます。
  また、セミナー室では国家試験合格を目指す学生が効率よく自習できるように、CAI(Computer Assisted Instruction)教育システムが取り入れられ、薬剤師国家試験の対策講座や過去問題の解説などに活用されます。
研究実験室
 薬学部専任教員が中心となるプライオリティーの高い研究活動が行われる施設です。4年次までの講義や実習を通して一連の薬学専門知識を修得した学生が、さらに深い専門性を身につけるために5・6年次に「総合演習」として研究活動を行います。
  各専任教員が公開する研究テーマのうち最も興味を持つものを選択して卒業論文を完成させ、研究者としても将来の第一歩を踏み出せるような意識を身につけることが目的です。
薬用植物園
 薬学部の薬用植物園の造成は、薬学研究棟および中庭の南西側に計画されています。日本薬局方に収載される生薬を中心とする標本、また学生実習の材料として300種以上の基原植物やハーブが栽培される予定です。
  教育および学術研究に資することを主な目的としていますが、ベンチやテーブル等も配置したヨーロッパ回遊式庭園をイメージした造りとなり、在学生にとっても花の美しさを愛でながら季節のうつろいを感じることのできる空間が提供されます。